後遺症慰謝料

さて、先ほどは逸失利益についてご紹介しました。逸失利益とは、事故が起こらなかった際のあなたが生み出す利益や収入と、事故が起こってしまったことによって通常よりも減ってしまったあるいは無くなった、あなたの生み出す利益や収入との差のことをいいます。そこで、今回は逸失利益とよくセットで語られる後遺症慰謝料についてご紹介します。逸失利益があなたの生み出す利益に関することであるのに対し、後遺症慰謝料は、後遺障害によるあなたの肉体的または、精神的苦痛に対する慰謝料のことをいいます。なぜ後遺障害と書いたのかというと、後遺症とはその症状そのものを指しますが、後遺障害は交通事故によって負った肉体的、精神的障害が将来的に回復の見込めないものであり、そして事故との因果関係が強く認められるものかつ、労働力の低下や損失の程度が自動車損害賠償法施行令の等級に該当するものと定められているためです。

後遺障害のうち、財産的損害に当たるのが逸失利益、精神的損害に当たるのが後遺障害慰謝料として賠償されます。また、それらは認定される等級によって金額が変わってきます。この後遺障害の具体的な等級認定を行っているのが損害保険料算出機構です。この機関に後遺障害等級認定の申請を出し、受理されれば慰謝料を受け取ることができます。この際には、慰謝料の金額をより確実なものとするために弁護士の方に相談して依頼をしましょう。また、交通事故の被害相談を行っている≪アディーレ≫では、無料相談も行っていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

逸失利益

突然ですが、皆様は日々をどのようにお過ごしでしょうか。社会にとって有益になるようなことを日々行っていますか?たまには何もしない日というのを満喫されることもあるかと思います。しかし、割合にして表すとその多くが社会のために日々を費やしているのでは無いでしょうか。そんなあなたの日常がもしも突然何らかの要因で壊されてしまったとき、いったいどうすれば良いのでしょうか。その対策を知らずに泣き寝入りしてしまうというのは、あまりにも残酷なことです。今回はあなたが短期間または長期間にわたりこれまでと同じように日常を送れなくなってしまった場合に生じる社会的な不利益について紹介します。

仮にあなたが事故被害者となり大けがを負い、入院を余儀なくされたとき、あなたが事故直前まで行っていたこともしくは、その後の予定はいったいどうなってしまうのでしょうか。その事故によりあなたや、あなたの周りの予定が狂わされたときその責任はあなたにはありません。事故加害者による被害者への損害賠償の中には逸失利益というものがあります。これは、その加害行為が無ければ得られたはずの利益や収入のことです。加害者にはこれを賠償する責務があり、あなたが後遺症を患って生涯それまで働いていた職場に復帰できなくなったとき、それも損害として認められます。

この知識を知っているのといないのとではもしも事故に遭ってしまったときに支払われる賠償額に大きな差ができてしまいます。是非、逸失利益を知識として知っておいてください。

入院慰謝料

あなたが交通事故被害に遭ってしまい、入通院しなければいけなくなったとき、あなたは加害者に対して傷害(入通院)慰謝料を請求することができます。これは前述した積極損害に含まれますね。また、あなたが入通院することによって生じる損害、例えば仕事の進行が不可能になることによる不利益もまた加害者により賠償されます。これは消極損害に含まれる逸失利益というものなのですが、これについては後述します。

さて、この入通院慰謝料の金額の基準ですが他の損害賠償と同様に、保険会社との交渉段階、裁判によって算定基準が異なります。最も金額が大きくなるものは裁判基準ですが、では、実際に裁判ではどのように入通院慰謝料を定めているのでしょうか。入通院慰謝料の基準とは、通称赤い本と呼ばれる「民事交通事故訴訟損害賠償算定基準」に記載されている「入通院慰謝料の算定表」の基準のことです。これを実際の裁判においても非常に重要視されており、裁判において強い影響力を持っています。これを参考にするときは、通院と入院の日数ごとに分けられた金額表を参照します。また、むち打ち症で他覚症状の無い場合には、通院期間が長くなるため、別の表を参照します。

交通事故が生む不利益

交通事故の被害者になってしまったとき、あなたはそれを笑って許すことができますか?もちろん怪我の程度にもよるかと思いますが、たとえかすり傷程度であったとしてもそれを何事も無かったかのように無視することはなかなか難しいでしょう。その場合、あなたが加害者に求められるのは、大まかに4つに分けると積極損害・消極損害・慰謝料・物損となります。今回は交通事故によってあなたが受ける不利益について紹介します。

積極損害・消極損害は財産的損害から分類されたものです。財産的損害とはあなたのすべての財産に対する損害のことであり、車の破損や、身体的な傷害であっても財産的損害に分類され、事故が無かった場合の利益状態と事故後の利益状態との差を財産的損害といいます。そして、その中の積極損害とは、交通事故の発生によってあなたが払わざるを得なくなった財産のことです。具体的に例を挙げると、入院費用・通院費用・怪我の治療などにかかる費用です。また、消極損害とは、被害者が実際にお金を払うわけでは無いが損害として認められるもののことです。次に、慰謝料です。これは皆さんもよく耳にする単語ではないでしょうか。ドラマなどで身体、主に肩から腕でにかけてが強く衝突したときに慰謝料を請求する場面がよくみられます。慰謝料というのは精神的損害に対する金銭による賠償です。他人の身体、自由もしくは名誉を侵害した場合または、他人の財産を損害した場合でも、その財産以外に対する主に精神的な損害に対して賠償をしなければなりません。これは、民法709,710条により定められています。そして物損は、所有物に対する損害の賠償です。