交通事故が生む不利益

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交通事故の被害者になってしまったとき、あなたはそれを笑って許すことができますか?もちろん怪我の程度にもよるかと思いますが、たとえかすり傷程度であったとしてもそれを何事も無かったかのように無視することはなかなか難しいでしょう。その場合、あなたが加害者に求められるのは、大まかに4つに分けると積極損害・消極損害・慰謝料・物損となります。今回は交通事故によってあなたが受ける不利益について紹介します。

積極損害・消極損害は財産的損害から分類されたものです。財産的損害とはあなたのすべての財産に対する損害のことであり、車の破損や、身体的な傷害であっても財産的損害に分類され、事故が無かった場合の利益状態と事故後の利益状態との差を財産的損害といいます。そして、その中の積極損害とは、交通事故の発生によってあなたが払わざるを得なくなった財産のことです。具体的に例を挙げると、入院費用・通院費用・怪我の治療などにかかる費用です。また、消極損害とは、被害者が実際にお金を払うわけでは無いが損害として認められるもののことです。次に、慰謝料です。これは皆さんもよく耳にする単語ではないでしょうか。ドラマなどで身体、主に肩から腕でにかけてが強く衝突したときに慰謝料を請求する場面がよくみられます。慰謝料というのは精神的損害に対する金銭による賠償です。他人の身体、自由もしくは名誉を侵害した場合または、他人の財産を損害した場合でも、その財産以外に対する主に精神的な損害に対して賠償をしなければなりません。これは、民法709,710条により定められています。そして物損は、所有物に対する損害の賠償です。